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矮小く惨めに生きた生命が
死んではドアを叩くでしょう
小さな主は見兼ねる 「嫌な話だ」
大きく拡がる 喉と胴体は
死んだ心を 溶かす様に
ゆっくり命を 飲み込み
目を刳り貫く
ねぇ 君も祈っちゃったんでしょう?
僕に睨まれた時にさ
そんな悲壮精神が 大好物だ
ようこそ 我が胎内へ
愛とエゴへの終着点
君もすぐに 生まれ変われる
怪物みたいで 素敵なことでしょう?
「あぁ 神様 なんで」って
「もう嫌だよ」と泣いたって
受け入れろよ これは運命だ
次の次の次の主に懸命しよう
♪
神話も命も人の運命も
うっかり恋に落ちるのも
ひっそり蛇は笑い出す
「馬鹿な事だ」
あぁ なんだいなんだい もう溜まらないね
くすんだ心を 舐るのは
小さな命に取り付き
目を埋め込む
あぁ 君に宿っちゃったんでしょう?
目を合体させる能力がさ
君がこの悲劇の 「女王」なんだ
謳歌しろよ生命よ
愛とエゴの合掌際
揺れる日々も崩れ始める
「始めの悲劇」へ足並み合わせて
「返して」と嘆いたって
「もう嫌だよ」と哭いたって
知る事かよ それが運命だ
酷く脆くちゃちな日々が 正銘だろう
♪
なんて馬鹿な生命だ
何度でも 抗って
同じひびへもどり始める
無謀に 無様に
泣いて 哭いて 啼いて 綯いて
あぁ 無様な生命よ
「なんで?」だのと言う前に
求めすぎた 罪に傅け
虚ろな奇跡が 弾けて崩れて
「もう なんだか良いや」って
何度もただ泣いたって
終わりすらも 直に薄れる
次の次の次に来る
次の次の日を
次の次の次も 嘲笑しよう