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まぶたが重いんだよ
夜になればいつもそうさ 落ちるさ
明日に向け落ちていく
脳内の情報を圧縮して
僕は少しの昨日を失くして目が覚める
六畳間 隅っこのベッド寝転び眺めている
写真の中の誰か
左と右 高さの合わない手に包まれ笑っていたんだよ
これは誰だ?
忘れないように忘れないように
何度、何度も振り返って
なくさないようになくさないようにと
何度、何度も繰り返して
桜が咲いたねと
♪
家の前でブカブカの袖に手を通して苦笑う
夏祭り金魚が2匹入った袋を持って
ニカニカ笑うんだ歯抜け坊や
壁に刺さったフィルムと向き合えば見えてくる
きっとあれは僕だ
色褪せて見えなくなってしまったけれど
あんな風に笑えた事 思い出して
忘れないように忘れないように
何度、何度も振り返って
なくさないようになくさないようにと
何度、何度も繰り返して
左と右の影を追い越して
僕はこんなに大きくなった
日々減っていくあの頃の
記憶を忘れず覚えているように
しないとな
忘れないように忘れないように
何度、何度も振り返って
なくさないようになくさないようにと
何度、何度も振り返して
いついつも僕が笑えているのは
きっと左と右にいつも
温もりがそっと寄り添っていたから
忘れないように思い出して
「愛してるよ」と伝えなきゃね
繰り返して
繰り返して