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「ねえねえ朝よ。もう起きて」
無機質なベルを指でなぞる
目覚めて目醒めて
さあ乗り込む
鉄の箱胃袋にゼリー入れ
心配なんてかけぬように
この街の好きなとこ見つけて
故郷の方角になびいてる木々を羨んで
くわえた親指から飛ばしてみる
届けて
春の風に
紛れて舞い込み
安らぐように
届けて
春風吹く街の
春のような貴方へ
♪
「さあさあまだよ。これからよ」
皺混じりの声空耳した
南から僕の頬を乾かした
この風は何処へゆくの
♪
春の気を纏う
貴方の口の
端が上がりますようにと
願い
春の風に
頼りない
希望も
化けるように
この街の話の下に一行
「次に帰った時にゆっくり話すね」
と付けて
届けて
春の風に
紛れず心に
笑み増すように
届けて
春風吹く街の
春のような貴方へ
いつか僕の声で