ついて来いとは 言わぬのにだまってあとから ついて来た俺が二十で お前が十九さげた手鍋の その中にゃ明日のめしさえ なかったなおまえ♪ぐちも涙も こばさずに貧乏おはこと 笑ってたそんな強気の お前がいちどやっと俺らに 陽がさしたあの日なみだを こぼしたなおまえ♪九尺二間が 振り出しで胸つき八丁の 道ばかりそれが夫婦と 軽くは言うが俺とお前で 苦労した花は大事に 咲かそうなおまえ